■標準コスト見積りシステム(αー9シリーズ)
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■コスト管理水準をどこに求めるか。

   工場を効率的に運営するために標準原価計算制度を上手に運用する。その際、扱うプロダクトと生産形態により上記三つの原価基準を使い分けるのが支配的である。無競合量産形態の場合は実際原価をベースにした荒いメッシュの製品別原価計算基準(下図諸コストテーブル)を構築、現実的標準原価計算制度や定常的原価計算制度にのせるが更なる収益確保には荒いメッシュからたれ流した貨幣(利益)の回収策としてコストダウン活動に打って出る。一方、激しいコスト競争プロダクトや都度受注少量生産形態では絶えず開発軸からのものづくりが主体となり、取り返しのきかない一発勝負ゆえ、メッシュの細かい加工業種別原価基準を構築、理想的標準原価計算制度運用から目論む利益の流出を未然に防止する。